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生きた・書いた・飲んだ

神様のプレゼント 永沢光雄・生きた 書いた 飲んだ (産経新聞社の本)インタビュー集「AV女優」で有名だった、作家・インタビューアーの故・永沢光雄さんの絶筆になる作品を、彼が通っていたSide-Bで読む(店舗は会員制につき原則的には紹介がないと入れない。向かいの路地を入ったところのBar永澤は入れるのでどうぞ)。産経で連載・中断されるまでの連載文。絶筆なので半分で終わってあとは生誕の頃からの話や、小学生からの学校で書いた作文から議事録、記者や身内による文面などいろいろが掲載されている。
これを見ると、ごく普通だったんだなぁ、とか、でも学生時代から文章書きすぎとも思う。印象に残ったのは、ガンになっている末期に「3ヶ月後の11月に来てください」と医者に言われるくだり。普通なら3ヵ月後!?とか思うが、「3ヶ月は生きている」と言われているに等しいので本人としてはスッキリとする。しかし、同年かはわからないんだけど、彼が没するのもその11月なんだよね。

まあ、読んでいた場所柄、永沢さん(霊として)「居るな」と思った。
「生きた・書いた・飲んだ」じゃなくて「生きた・書いた・飲んだ・死んだ」だろうと思ったが、産経だし、冗談で落とす本人がもうこの世にいないし、大人の事情ってやつがあるんだろうな。


http://d.hatena.ne.jp/keyword/%b1%ca%c2%f4%b8%f7%cd%ba
はてなダイアリーキーワードを見るとなぜかほとんど露出していないはずのご尊顔が。供養の一環で新刊を追加しておきました。

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