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流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

雑誌編集の成り手なんて増えなくていいと思う(ダメ編集者の例)

バブル期に雑誌編集をずーっとやっていたので、市場の凋落ぶりを時間軸を追って適当に書いてみる(編集というのは、まとめることが仕事なので、自分の文が下手なのは許して)。

バブル期は意識してなかったけど、なんでも売れていた

当時は何を出しても今の2倍から4倍は流通し、返品2割台(8割売れる)でそれなりの採算が取れていたから、経費に関してもデッドラインと個別の出費ガイドラインを守っていれば湯水のように使え経理もうるさくはなかった。俺は一時期はずっと返品14〜18%で会社トップだった。いまなんか、採算さえあっていたら返品5割でも休刊しないけど、そのころはバブルだから利益も出ていたとしても3割半ばで休刊したりしていた。なんでも売れるその時代でも売れない人はいたが、売れない本で4−5割の返品だ。半分に支持されていたわけで、当時はそんなんで首切られたりしていた訳だが、今だったら半分売れれば、まだ(原価われはしても)許容範囲だろう。当時は20万円かかるスタジオを取り、総額60万くらいの撮影を起こし、バブル前くらいは海外撮影も普通だった。当時でさえ俺が当時在籍していた会社は「他社の1/2、一般大手の1/4」の予算で作っているといわれていたのだが、それでそのくらい使えるんだから、他社の状況も推して知るべしだ。

他の会社にいくとバブル後くらいも海外撮影を普通にしていて、(精算をしないから)会社に2000万借りがある編集者とか、タイに住みながら月に2週戻ってきて本を出してる編集長とかもいて、むちゃくちゃなのはうちだけではなかった。

たいがいの出版社は資産管理会社を別に持つくらい儲かっていた。
でも若手編集者はそのおこぼれをもらう立場だったので、あんまり儲からない。それでも周囲にはたくさん仕事を分け与えられ、やる気の出る仕事だったので、頑張っていた。経営側としてみれば、若手に依存する構造を持っていると人件費も低いから、あちらから見たらビジネス的には万々歳だ。
儲かってるから逆に紙をちり紙並みに波打つ最悪なものに変えられたりして、そのころは販売側との攻防が大変な時代でもあった。広告もクライアントを選ばなければ、ほっといてもそれなりには入っていたので、採算構造はむちゃくちゃよかったろう。

仕事のために借金をした。なぜなら難癖がついて撮影前日に仮払いが出ないなんてことがあるからだ。当時は多くが請求書ではなく当日払いが蔓延していたので、当日お金がないというわけにはいかないのだ。たかが新入社員が仕事をうまくまわすだけの数十万だったが、いま考えれば会社が持ってたビルのテナントのATMから引き出していた。企業の不動産収入の手のひらで踊っていただけだ。馬鹿だった。

DTPで編集者の仕事が4倍くらいに増え、組版の質が落ちた

編集者のためのInDesign入門 (本の未来を考える=出版メディアパル (No.9))

編集者のためのInDesign入門 (本の未来を考える=出版メディアパル (No.9))

DTPの導入時代あたりから、出版の世界はおかしくなった。かつては、印刷、組版は分業で分かれていたのだが、(MacによるDTPというものが導入され)製版費用が削減されたかわりに編集者のやることがものすごく増えたのだ。多くの編集者は徹夜で仕事をするようになった。もちろんお金のあるメディアはDTPは外に出すのだが、金を削ることが目的だから、そんな羨ましい世界はない。締め切り間際大好きな編集者は最終校正を自分で画面上でやったり果てはデザインも自分でするようになっていった。もともといた写植の人たちはある程度DTPオペに乗り換えたのだろうか、全盛期には日本語すら通じない黒人オペまでいたという(笑い話でなくリアル)むちゃくちゃぶりだった、あんなにいた写植マンを一切見なくなった。

DTPのせいで、ドラムスキャナを使わなくなり、フラットヘッドが進化するまでの間製版が汚くなり、また印刷適性のよいデジカメもなかなか開発されないので*1、一時期は印刷物の成果がひどかった(現在は印刷所のほうでデータを蓄積しているのと、RGBCMYK変換が代替わりしているのと、プロの使う機種はある程度固定されてきたので、デジカメだから汚いということもだいぶ無くなった)。それじゃ若干は売り上げが減ってもしょうがないんじゃないの、と思った。このへんの時代ではカメラマンのうち、デジタル対応していない人の仕事がだんだん減っていった。またつめ組とかにうるさいようなデザイナーも減ってきた。編集あがりのデザイン事務所が増えた(組版の基本は知らないが、編集の要求するニーズには応えやすいこと、また初期費用が少なく独立できたこともあるかと思う)。

撮影コストが落ちていった

フォトテクニックデジタル 2009年 03月号 [雑誌]

フォトテクニックデジタル 2009年 03月号 [雑誌]

時がたちDTP時代も普通になって、次には機材が退化していった結果、撮影というものを起こさなくなっていた。大掛かりなスタジオセットを使うのは芸能か表紙くらいで、デジタルが増えた結果、光をまわすよりも現場(外+部屋)でいいでしょう、という空気となっていった。インタビューは会議室、近所、取材はルノアールの貸し会議室、撮影は外かせいぜいホテル。表紙以外はカメラも編集、あるいは元編集が撮るようになった。昔のプロカメラマンとよばれる人は大半が失職するか自分でデジタル販売やビデオ転向しDVDを作るようになっていった。だんたんと、ライターなどで周りに現場のコストカットの影響で失職する人が増え、出版不況を肌で感じるように。でも、DTPと撮影減少というか経費削減のおかげで、利益はバブル期と同じようにあがっていた。

このころ求人するとすでにマンガ雑誌しか読んでないようなやつしかこなくなる。出版はあまりまともな脳みその人には、激務にしか見えなくなっており、目指されなくなっていたからだ。
それでも、外のジャンルよりも不況の影響が遅い分野で、まあなんとかなっていた。

うすうす出金を渋られるようになった

飲食店 売上落ちても大儲け―最強の経費削減ノウハウ

飲食店 売上落ちても大儲け―最強の経費削減ノウハウ

気がつくと撮影経費から始まった借金も、深夜にどうしても接待の飲み会があって、多量の現金を工面する必要があったりしてATMに走ったり、会社に稟議をひっくり返されて渋られたり、会社に出費を止められたり、期限切れで精算できなかった立て替え金なども含めて200万円を越えるようになっていた。しかし締め切りのある仕事だから目先の号を作らないとしょうがないと思っていたし仕事は回っているので別に円滑にまわすためにはしょうがないと考えていた。そのころまでは、俺のグループは年で億単位の純利を上げていたので、いつかは返せはしないものの減るだろうと、些細なことは気にしていなかったのだ。といってもすでに俺に入ってくるボーナスで一挙に返せる額ではなかったが、マネジメント力のある人は返せてマンションくらい買えるほどもらっている人もいた。俺はマネジメント面がよくなかったので、そんなに多い金額を得ることはできないでいた。

とある行事等でも企業から先にお金が出ないのでまた立てかえ、気がつくとふくれあがって350万*2、さすがにまずいと思った。編集は基本的にどんぶり勘定だが、仕事をうまく回そうとして、悪いことを一切しないと、小さいマイナスがつみあがっていく。借りる額に関してはサラ金規制で利率も落ちたけど、元金が多いから、相殺には至らない。

そして、俺のその借金の増額とは逆に実質的に出版市場は沈んで、もう数万でも数十万でも黒が出ればまあいい世界となってしまった。小さいビジネスの積み重ねには嫌気がさすだろう。メディアブランド(雑誌名)、コードだけが売り買いされる話ばかりが聞こえてくる。ホリエモン流れで結構版元を買ってくれていた、IT業界を核とした「M&A」も事件以降沈み、買うのは流通的にもくろみのあるところだけになっている昨今。

リセットされている。基本にたちかえって仕事をする時期

俺のことと市場をごっちゃにして書いてますけど、そして、昨今の、10年以上改善されない市場平均返本に加え(これに対する正解を誰も出せないのがおかしい)、ネット・携帯市場に若者がシフトしたり、サブプライムでお金を借りる場所がこげついたり、広告バブルがやっとはじけて、広告モデルでやってきたことの大半が立ち行かなくなったり、いろいろと問題が発生しての休刊ブーム。

いい夢見せてくれてたんじゃないかと思う。というか編集者としての基本に立ち返る時代が来たんじゃないでしょうかね。なかなかお金にならない時代、清貧ですよ(利益を出すのが仕事ではありますが)。
そもそも、前述の話でも「写植マン」「製版技術者」「カメラマン」といろんな人が失職しているわけです。出版がだめになっていると騒いでいる影に、既に技術革新による犠牲者はいるのです。あえて声が大きいからそう(今なったように)見えるだけで。編集以外の彼らが声を上げたでしょうか? 
ならば、編集の声がでかいだけかもしれない。

俺のこれからの生活はこうなる

知らないと損をする!過払い金回収完全ガイド―払いすぎた借金を取り戻せ!

知らないと損をする!過払い金回収完全ガイド―払いすぎた借金を取り戻せ!

最近、俺も個人的な借金はある程度身内の補助で減ったのだが、この年ではぜったいに今後収入が増えるあてなく、下手すると一生完済できない、東京スター銀行がいう「完済人」にもなれないのが目に見えてきた。過払い処理とか自己破産*3とかすればいいんだけどね。過払いのほうは大丈夫かもしれないけれど、その数年後に無職になっちゃうと最悪だから今カードなくすのも怖いのよ。
なんで地道に若いときの借金を返すべく、いい年して家賃を4万くらい下げ、かつフリーターのように柔軟に仕事をしようと思っています。ワンルームで死ぬかもしれない像が見えてきたのが不安ではありますが。
ダメすぎだけど、これでいいんだ。

夢を実現するには、立場が弱すぎる

蟹工船 (まんがで読破)

蟹工船 (まんがで読破)

自分の思いのもとにものを作る仕事、というところから、編集業に夢を持つ人も(イメージとしては)多いけど、それは基本給がまず多い大手で正社員で、かつ肩たたきもありえない安泰の場合に成り立つ話。
この業界は経営者でないと結局総取り分からいって、労組が相当強いとか、身内が経営者でない限りは搾取対象とされてしまうわけで、実際経営状態が理想的な時期でさえ現場の人はだんだん契約社員・嘱託・業務委託・フリーと切り替えがされていることからもわかるかと思います。

超大手でも同じで、管理者は正社員ですが、下は労働の立場としてはプアな立場の契約、派遣の人が結構います。編プロ派遣でも、そこ(編プロの中でやってる人)の給与よりは、編プロから大手派遣のほうが2倍高いですけどね(それでも相当プロダクションが抜いている)。そういう厳しい環境の人たちが一番出版のことを考えて、漫画に関しても熱く語ったりして、商品提案している現実がある。もう壊れてもしょうがないでしょう。

なんでも比較的売れた時代は、プアな立場であってもビッグビジネスを起こせたのが出版の醍醐味でしたし、経歴が一流でなくてもなんとかなる楽しい世界でした。たとえば幻冬舎の有名編集者が出すタレント本と同じくらい、茨城から出てきて編プロに入った新米編集者が着メロ本を当ててしまう、そんな経歴を問わないところがある。かつて、雑誌がビジネスとして大きく成立していた時代なら、プアな立場の人であっても、誰でもフリーになれば暮らしていけましたが、今は経費カットの激しい時代。実力がないとフリーならちゃんと売れるか売れっ子作品の編集印税に踏み込む、あるいは別の専門分野を持っていること(例:Webライターの仕事と並行、翻訳と並行、映像メーカーと並行など)くらいしていないと、きりつめて普通に暮らせるだけです。なので、フリーにもなれないこんな世の中、出費を抑えて、もうすこし未来を見据えた活動をしていくようにしようと俺個人は考えています。皆さんはどうなのかわかりませんが。

編集? そういえばそんなのあったね

「検索超大手の人とあったら、もうすでに出版の編集という職業があることから知らない」と言われたと、元部下から聞きました。検索しろ! という突っ込みはともかく、時代は変わっています。社会から隔絶されて育ったような理系超エリートさんはともかくとして、本屋さんが減ると、そのうち出版自体をホントに知らない世代が、いつか出てきます。いまでもdqn系の人とかで本を一切買わない人が結構いますしね。
いま雑誌を目指そうとする人は、その総合的なノウハウを得ることが目的とかでない限り、止めといたほうがいいと思います。死に筋の市場に入ってきても、若年のうちについ舞台とかの楽しさのとりこになり、演劇で食うとか言い出すのと同じレベルに立つようなものです。あなたが今出版に入ってきても、大半のケースは目の前で市場的に浮かない話をされるだけです。ただ、現行のプロの人は、食い扶持はあるでしょうから、明日を見ていろいろとやっていきましょう。

編集がこれからネットで食うには

「この人から買いたい」と思わせるプロの接客!

「この人から買いたい」と思わせるプロの接客!

ネットでさまざまなことを考えている人もいると思いますが、結構金になってない人も多いかと思います。携帯は結局上位表示、特集掲示などによるマスアピール、多店舗展開などチャネルの多さがすべてで、かつたいがいの場合商品単価が安いため、料理しだいでメジャーに成りえるものは(たとえばタイトルを煽れる作品は)売れますが、マイナーだったり、多くで利益を分配するものには適していません(総売り上げがあっというまに1/3、1/4になっちゃう!)。レベニューシェアで初期リスクを避けること自体、利益を減らすので金がない時以外はやらないほうがいいです。目立たせるための営業コネクションも必要です。電子書籍は、女性の読むエロを中心の市場ができているみたいです。マンガなんかだとすでにデジタルしか書いてないなんていう作家さんもいるようですが、なんでも適しているというわけではなく、課金しやすい代わりに売れるであろうものしか売れない。ゲームも無料モデルで、副次的なもの(アバター、アイテムなど)を売るというのがSNS周りでは複数見られていますが。携帯は一般の物販モデルも成立していますが、そちらは単価が高いため採算には乗りやすいものの、やはり導線が目だって何ぼです。編集者は携帯の導線はQRくらいしか考えませんが、それだけでは数%もQRを読んでくれないので、もう少し頭とお金を使う必要があります。

今後の傾向としては、電子配信や、物販でも商品ラインナップで「まとめて」手堅いものをかかえたいという配信業者は多いでしょうから、メーカー(あるいは作家)コネクションに優れた編集者の囲い込みがあると見ています。

一方PCの場合は普段Amazon楽天で買い物する人はもう慣れてしまっているということもあり、通販物販モデルが一番抵抗がないということがわかっています。導線をどうするかであって。そのため、ネットでは(ケータイのほうが市場は大きいですが)洋服を売ってる雑誌のサブ事業のサイトが広告的にも売り上げ的にも、一番利益を上げています。編集者で、サイトで利益をあげようと思うのであれば、物販を作ってそこへの導線を雑誌を含めて、SEO的にいくつも流れを作り(対象者にダイレクトに)煽るというのがいいんだなと思いました。だって俺らは、この商品がよいことを説明して売ることに関してはプロなんだもの。

きっとテレビの枠が空いてるところに通販が食い込んでいったように、広告の空いたページは通販モデルが埋めていくのではないでしょうか。週刊アスキーアスキー360週アスストア、電撃系のヲタ雑誌と電撃屋の関係なんかそんな感じだと思いますが。どっちも角川グループですけど。

集英社S-Womanみたいに、会員制でID数を集めて囲い込み、ID数をもって広告+収益化という一時期のライブドアホリエモンモデルみたいな方法もあります。まだ広告が入って部数が多いナショナルな雑誌であればね。

宝島ワンダーネットなんかも雑誌ブランドがしっかりしていたのもあって早期から物販モデルで収益化をしていた草分けではあります。今はどうかわかりませんが。例1 例2

ネコパブリッシングも、当たってるところとおおはずれしているところがありますが、ホビダスで業績をあげています。

大洋図書グループも携帯サイトを束ねて広告でまわしたり、収益は二の次サイト多数立ち上げていましたが、ブログで作ってる風俗サイト(Firefoxだと崩れてます)eggは好調な気がします。

できるだけお金をかけないでふんわりとした販促みたいなゆるい考えが蔓延している出版業界なのですが、かけないというよりも、最初からお金が回るものをやる時代なんだろうと思います。

物販に夢がない、本に夢があるみたいな文化的な考え方もいいんですが、商業活動ととらえて編集をやってる人は手段を問わず利益を上げれるほうがいい。だって文化事業ばっかりやってたら会社潰れちゃうもん。広義で編集を捕らえてみるのもそれはそれでありだと思います。実際アマゾン内で、宣伝文を書いてる人とかも「エディター」ですから。

なんで出版社は、下手すると半分返ってくるこんなに疲弊している従来流通を止めないのか

出版大崩壊―いま起きていること、次に来るもの

出版大崩壊―いま起きていること、次に来るもの

なんで出版社は、下手すると半分返ってくるこんなに疲弊している従来流通を止めないのか、それは、たとえばWeb流通やビデオ流通の人たちとかは、出版流通よりよい条件を出さないわけです。条件が悪いということは、経営者はリスクと判断するわけです。

出版流通の条件は一見よくなさげに見えますが、ほぼ定率なので、管理がしやすいわけです。投げて帰ってくる平均の数値だけ見ていれば、納品額によって大筋経営も読めると。営業だって主要店だけ回れば、注文書だけでもそれなりに入ります。だからいいじゃんいまのまんまで、新しいチャネルなんて広げる必要ないじゃーん、といいながらゆるやかに店舗数が減って死んでいく現状を把握してないんじゃないかというのが僕の推測です(店舗が減っても増床があるからあんまり意識していないのではないかしら)。

売ったら終わりの雑誌は(コンビニモデルも崩壊気味で)ダメだけど、ネット書店の台頭で注文で2次的にぐるぐる回る書籍はいい、という現状もあるから、容認している部分もあると思います。

新規流通みたいなものが存在しえるとすれば、単店依存しても採算に乗るくらいのところがやるしかないんじゃないでしょうか。



以上、結婚し借金に嵌らずに、マンションくらい買って子供も持って、まともにミッションクリアしてる出版の人からみたらまったくダメすぎる俺の話なのですが、まぁ中小の人だったりすれば大なり小なり、ダメなまんまの人も多いので理解してもらえない話ではないような気がするのですが。いずれにしても無計画な借金と、人生を見据えないで職業選択をすると痛い目にあうということで。編集は好きですけど、好きを理由にすると適当に搾取されまくるだけのような気がしました。もっと交渉力、切れるカードというのを持たないとね。

もともと編集ということ自体が、その雇用の不安定さから浮き草稼業とか水商売とかいわれますけど、そういった人たち*4は整理されています。利益あがんないからです。
いま、手堅い仕事をしているのなら、へんにそういった緩い業種に憧れないことも幸せかも*5しれませんよ。

きょうからの無職生活マニュアル (双葉文庫)

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*1:加野瀬さんのブクマでは勘違い?といわれていますが、実写雑誌の表紙をやらないのでわからないでしょう。スタジオにあるようなものは基本的に印刷発色にあわせたものがある

*2:借金がこんなにあるとまず結婚対象から外されるのだ! 誰か借金もちの女子の人結婚してください、PVの多い今だから言えるマジで。お問い合わせはプロフィールから。

*3:なんの処理もしないほうが馬鹿な時代です。ただ、自己破産や任意整理はやると信用情報に傷がつくのでカードがしばらく作れなくなる。

*4:フリーダムでヒッピー上がりとか、いわゆる理想論だけで本を作るダメな人。かつてはそれが憧れとなって売れていた

*5:無論、借金さえなければ、ちゃんと儲かってる人は儲かってましたけど、そろそろ(市場崩壊という)ツケがきますので同じことなんだよね。なんで今、出版の未来を誰も考えないかというと、結局今の経営側の世代の人たちは、出版、流通含めて「上がり」になっているからです。しばらくはバブル期に取得した不動産で食いつぶせるし、どうせ5年10年先には引退しちゃうんだから、潰れずの現状維持だけできればいい。誰も改善策とか、後先なんか考えませんよ。若い人がなんとかしないと。そういう意味では単なるイエスマンではない、カリスマの出現が望まれているわけです。かつてホリエモンの会社がコンピューターソフトや同人流通にだいぶ食い込んでいたのは野球のときにはマイナスでしたけど、あのころほんとは出版流通も食い荒らして欲しかったんですけど。

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