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棚を整理していたら1996年の日経産業新聞が出てきた

オーナー企業の多い出版社はかつて「部数は親の遺言で公表しない」などの話もまかり通った。しかし今では、「いかに科学的に広告主に売り込むかが勝負」」(マガジンハウスの倉田和夫・企画開発部長※ブログ主注=職責は当時)(日経産業新聞1996.4.26 32面「発行部数統計に8誌 広告効果読める「個人視聴率」)

えー。「部数は親の遺言で公表しない」がまかり通るwいい加減すぎる。

部数問題がここにきて動き出した背景の一つは、バブル崩壊後の広告をめぐる環境変化だ。(中略)ただ、雑誌広告は九五年に前年比七・八%増と、テレビの同六・八%増、新聞の同四・〇%を上回る伸びを示し、今年一−三月も最大手の電通で雑誌は同二ケタの高成長を続ける。(引用元同上)

出版は遅れてバブルが来ているような印象があったけど、実際バブル崩壊後の当時のほうが雑誌広告は成長していたんですね。当時はパソコン初心者誌も好調だったようで、マックファンビギナーズでさえ(部数が)十万三千。一方で(一時期は新幹線ホームのKIOSKでも見た)月刊アスキーなどは部数を落とすなどPC誌の世代交代が進んでいたと思われる。

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