児ポリンクだけでユーザーを挙げる本当の理由（かもしれない妄言）

子どもの権利と児童福祉法―社会的子育てシステムを考える

http://www.j-cast.com/2009/07/09044972.html
上のリンク記事の件について。この話に関しては、児童云々というよりも、スレッドのリンク先として関西援交に手を出してしまったことが特に大きな理由なのではないかと思う（実際には関西援交に関するYourfilehostへのリンク）。

関西援交関係に関しては、もともと、遠い昔から事件化はしており、警察でも被害者自体をある程度把握しており、多分何人かは被害届けも出て被写体年齢が確定しているだろうから被害者少女保護の側面があってだろうね。
何年か前前にも関西援交の紹介ビデオを掲載した元雑誌編集長を摘発したことと大筋は同じ主旨で、（被害少女がはっきりしているからこれに関して挙げる必然性があったというだけで）単に挙げる要件を児ポならいいだろうと考えているだけで、ハイパーリンクしているだけのサイトおよびリンクを貼った人を挙げることの適法性はあんまり考えていなかったと思うよ。

今回の処理が難しいのはリンク者を挙げる妥当性を争う分には（通常のポルノリンク程度なら）勝てなくもないけど、児ポ扱いモノに関しては、冤罪だろうがなんだろうが（被害者保護の側面もあるだろうから）覆すことは（現在の外圧のかかっている国際情勢上も、いくつかの団体による組織圧力上も）難しいんで、争うのはあきらめて泣き寝入るしかないかもしれないね。でも、これがそれはそれで確定してしまうと、「リンクですぐ人を捕まえられる」ことになる。

これが神奈川県警でなく京都県警だったら若干ネット知識がある分（無理にリンクで摘発なんかしない方向に）変わってきたかもしれないけどね。アップロード者を挙げるのが本来でしょ。今の方法論が通じるならば、あぷろだと紹介サイトを別にしているところがあるとして、紹介サイトのほうが挙げられるという理由が出来てしまうわけで、児ポに限らず著作権で刑事告訴した場合も行けることになるわけだよね。それはそれで脱法していたそれらを一網打尽にできるからいいのかもしれないけど。

ネットの人たちはあんまり意識してないけど、県警別の扱いを見るとだいたいネット関係が京都、児童系が神奈川と、専門性があることがわかってくると思う。専門性があるからといってそれと妥当性は別の話だが。