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初版5000なら自分で作ったほうが効率がいい

寄らば大河のロングテールの先っぽで アマゾンe託販売体験記

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▲本は無関係


http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-523f.html

であるならば、本を自分で作って自分で売ることが一般的になったとしても、俺は驚かない。5万部・10万部の本が出したければ、従前通り出版社と取引をすればよい。だが、現在一般的になっている初版5千部程度の本を出すのであれば、出版社を介さずに自分で出したほうが効率がよいのではないだろうか。もちろん個人出版で5千部はきついから、せいぜい千部、2千部かもしれないが、一般的な著者印税が定価の一割だから、定価を少し高くして自分で千部売るほうが儲かる理屈である。

ブックフェアで上製本とかをパックでやってる下請け印刷業者のチラシ見ると印刷代自体で見たら、出版社経由で大手印刷所で刷るよりも大幅に安い原価(大手より安いし、一部は海外もあるし、人件費とか管理費とか乗らないからね)なはずなので、たけくまさんのそれ(5000程度なら自分で減数して刷れば安い)は正しいんだよね。ただ、みんな考えてないことなんだけどさ、「家が在庫で埋もれます」。出版社は在庫を持ってるように見えるけど、実際は倉庫業者に最低限預けていて、あとは事前注文で流通に流して流通在庫にして、大量返品はそのまま断裁だったりするので、(雑誌系の版元などは)通常は1%も在庫を置いていない。もちろんいろんな会社によって違うんだろうけど。自宅出版は出荷まで全部在庫持っちゃうところのデメリットを考えたほうが良いかと。

印刷所が倉庫もって、在庫もって、各フォーマットにあわせて出荷してくれるシステムがあればそれで解決するんだけどね。

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