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tx別館

流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

都のいいわけ見解書

http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/kenkai.pdf
裁判じゃないんだから折れるところは折れればいいのに
不完全だって言ってるようなもの
少なくとも「都下のみにしか影響を持たない」なんていう見解は止めたほうがいい
出版社は少なくともぜんぶある程度の規制に従うんだから。
いや、出版じゃなくても、たとえばゲームやビデオの区分陳列だってみんな都に従って全国でそうするように指導してるんだから。

出版がどうして、都に非常に従うようになっているかというと、都へ自主的に話を聞きにいくということになっている「都庁詣で」や出版業界側の3回指定で自主休刊(誰が決めたのか!)などの独特のルールにある。「詣で」部分は業界の習慣なので、特に深い意味はないし(病気で行けないとかもあるので)いかなくてもいいのだが、話を聞きにくるところのほうがまだ交渉の余地がある。むしろ、引っかかったあとにまったく意に介さず、内容の改善自粛は一切行わないという、無視をすると「3回連続でかかるぞ」という話になるわけだ。

3回な理由は、1回目の話を聞くころには2回目にかかる本は(その頃は印刷進行しており)もう直せないので、1回目の話を聞けば3回目までには自主的な規制を行うことができるということが理由ではないかとまったく根拠はないのだが推測している。

こちら側の自主規制ではあるが休刊とは立派な経済制裁である。
もっとも警察の場合は警告を無視すると発禁、逮捕になる。
逮捕と比べると都は軽いが、2つの規制の中で、のらりくらりとやっているのが出版だ。

非常にファジーな関係だが、それこそ70年代から80年代の頃にはもうあったと思うし(正確な文献があるのは80年代頃なので間違ってるかもしれない)、もう何十年も運用されているのだからしょうがない。

都と警視庁は昔から出版物に対しては警告もしくは条例指定を頻繁に行ってきた関係で、業界団体とはそれなりの付き合いがあり出版業界では、特に警視庁と同等評価を受けている。したがって「都のいうことには強制力はないよーん」と都がいっても、実態として「ああそうですか」という楽観論は通用しない。

特に都が意図していなくても、日本の都条例には、特に雑誌媒体には、主にエログロに関してのみだけれども、流通上の強力な自主規制が実態として存在するのだ。

雑誌の修整が大きくなったり急に白くなったりとかしてるのは、警察か都のどちらかが意見したり特定のところに、それが指定の理由として警告や条例指定を出してる後。同業他誌は、基本的に情報交換やうわさを聞きつけて、あるいは本の自主規制を見て、同じ時期には指定されないように気をつけるので、伝播が理由であってそこまで都に責任はないのであろうが、結果としては、全体的な自主規制となってくる。

しかし自主規制もいつかはだんだんと戻ってくるのでまた指定がかかったりする。

絶妙なパワー・バランスの元に業界が存在している。
むしろここまで微妙なシステムを作り上げた都の先人には大きな感謝をささげてもいいくらいだ。

褒めてあげたいのは、都はちゃんと本を読んで、意見した上でここがまずいよ、と大筋わかるように指定しているからエライ。地方(各県)の包括指定なんて、ランダムに買ってきたもののうち、裸が何割以上含まれるとかだけで、ほぼ読まないで決まってる。だからかつては都のほうが「文化的だなぁ」とリスペクトできた。

とはいえ今回のは、もうエロの方々にいくら言ってもマンガ業界は半見えでガキものばかりで、特に言うこと聞かないし、もうパワー・バランスなんか崩しちゃえという勢いが見える。そうでないにしても、もう都のエロ本倉庫がいっぱいになっているのかもしれない。違うか。ただもう今のお祭りは終わり、にしちゃおうと核ボタンを押している状態だ。

今回の条例、審議に慎重さを欠いて強制的に通しても是非は別として「穴」が多いので、裁判等が(少なくとも世論的に味方を作りづらい非実在規制はともかく、携帯フィルタリング等に関しては)起これば勝てるのではないだろうか。

かつて、シノヤマキシンがヘアヌードについては「有名人」「芸術性」「作品評価」を確信犯的に押し出しやらかして、解禁してしまったが、結局今になって報復されたりしている(あれは警察だが)。都はちゃんとした組織だし、長くなると移動もあるからまず仕返しはしないけど、最近はテーマを持って「特定ジャンルを一巡」させるような条例指定をしている。ここのところはマンガがテーマだね、とか、ROM本ばっかりだね、とか諮問図書に傾向がある。理由は不明だが、合理的なのだろう。ランダムにやっていても実効性が低いのかもしれない。

あちら側に思うのは、特に該当部署の現場(公務員)の意向よりも、都議会・審議会・外部支持団体・児童保護の流れで引っ込みがつかないのだから、表現系の団体との戦いのようになってしまうのだろうけれど、誰か政治的な実力者が間に入って「まあまあ都さん、自分のテリトリーの範囲内でお願いしますよ」と【調停】してくることが大事なのではないだろうか。理論的なところでは都合のつかないものもあるのだが、もう単なる「喧嘩」でしかなくなっているような気がしてならない。

ところで東京都はテレビには意見しないようだが、出版だけを規制してテレビに意見しないのは不思議でならないよね。まあそういう水かけな話をするとテレビの前に、東京都ネット条例くらいできそうだが。



改正都条例が成立すると、已む無くエロで食いつないでる東京都内の駅前系の零細書店の閉鎖や、現在の携帯キャリアや公式の書店の基準が変わる可能性があり、いろんな意味で影響があるのも事実。

だがむしろPC系のネットの世界では、運営の場所が限定されないからFC2やDTIみたいに海外拠点を本部と言っていけば裏ビデオのリンクが貼ってあっても文句は言われないみたいな世界もいまだあったりする。インターポールや国連問題もあるから、このジャンルは海外に持ち出すのは絶対に慎む必要があるが、
条例のない国内別県からのリリースは、出版は流通が存在しえるから無理だけど、ネットならばできる。国内の県単位であれば絶対に同レベルの条例は作り上げないところは残るはずで、もう紙の本やめて、比較的風俗的な見地がゆる〜い地方からのPC配信になってくれれば、コみケッとスペシャルみたいにマンガで地方経済が潤ったりするのかもしれない。

将来は地場産業化だね。w いやそれはないか…
ただその方法論の問題だと、一応表側の出版の世界はキレイな資金繰りがされているが、利権者が介入しやすくなるから、資金的に黒くなっていくかもしれない。

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