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tx別館

流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

ブログメディアのマネタイズ

Webサービス

 久々に記事を書くが、数日前Gigazineという、各ネットニュースにも配信している法人のブログメディアの求人と、同社を辞めたという人のいわゆる告発騒動があった。順調にPVを伸ばしていることで有名なあのサイトだったが、mixiニュースを切られてからPVも若干下降して大変とのことだ(匿名記事のため憶測で事実ではないかもしれないが)。

■2次配信/ポータルぶら下がりという果実

 ブログメディアの流入元として、mixiやYahooなど2次ニュース配信が、収益源の1つでもあり、リンク元でもあったのはかなりの事実で、ガジェット通信や、ギズモード・ジャパン日刊サイゾー等も多くは他のネットニュースへの配信とのバーターによるリンクからの来客によってPVが保証され、広告が売れていく(一部は自社サービス告知に当てられる場合もある)といった仕組みで支えられている。
 また同じような路線ではあるが、「自社で」ブログメディアの収益化をサポートしていくとしているライブドアの場合、TechWaveなどのブログメディアをいくつもかかえているが、自社のPVが相当にあるのでそこからのリンクなどで黒字化をさせていく方針のようだが、切られる心配がないぶん単一動線となり若干心もとない所がある。どこかでもっと黒字になっているサイトもあるのかもしれないが、半年での黒字化を目標としていたtechwaveも7月現在で黒字達成率は33.3%である。ライブドア自社ブログサービスのブログメディアと人気ブログについてのメールマガジンを発行するなど、対策に廻っているようだが、まだまだ全メディアをどうにかするまでは至らないようだ。

■ニッチメディアの非ニッチ化

 ところでブログメディアの中でいつのまにか一大勢力となった2chコピペサイトの場合、相互にRSSで回す習慣が出来ているためか全体にPVは多く、一部においては明白に業者の技術的な介入がされていると思われる(急激にインターフェイスがよくなったりしている)。最近は広告代理店の介入している上位サイトは服飾の広告や代理店のキーワード広告(レーシック等)も入っているため、個人であれば黒字でやっていけるくらいの場合もあるかと思う。かつてはPCのamazonのアソシエイト収益が、といわれていたが、実際は携帯広告のほうが状況はよいだろう。ただライブドアのようにブログの携帯部分のカスタマイズを拒んだりするサイトも多く(理由はサービス側の広告収益源だから)、携帯の広告導入カスタマイズがちゃんとできるブログサービスは意外と少ないので収益源を考えるとどこでやるかというのは一長一短ある。

 他、PVが多いブログというと旧来のテキスト型ニュースサイトからのリンクで成立しているところも結構あるが、さらなるリンクを追う人たちが多いため滞在時間の短さ、広告踏まないなど客質の問題はある。
 ジャーナリズムベースのところではアクセスジャーナルMyNewsJapanなど一部で会員制などの仕組みで成立させているところもある。しかし、支えてくれる層はマニアックだから、決して楽に採算がとれるような仕組みではない。

■広告による採算は、広告代理店の絞み具合を考慮する必要がある

 今、日本の場合は瞬間的に膨らんだキーワード需要を満たす「ニュース」的なものと2chまとめのような「大衆娯楽」的なものがマネタイズしやすいのかもしれない。が、もともとのマネタイズは自サイトへの流入PV増加による広告収益の増加をベースに考えている人が殆どである。しかし今や広告代理店ビジネスはやや縮小傾向、アフィリエイトにおいても、自社サイトをベースに伸長しているamazon楽天は別としてサービスの見直しが激しく広告主の脱退・乗換も目立つ。

■死に絶えていた会員制コンテンツの再来

 ブログではないのだが実は、ニコニコ動画のようにプレミアム会員ベースでやっていくようなメディアのほうが正解なのかもしれない。当初、プレミアムは酔狂な人が入ればという前提であったものの、今や80%がプレミアム会費。広告収益を大きく追い越して「支え」となっている。会員制サービスなんてくだらない、という人も多いだろうけど、いわゆる昔の同人誌みたいな「会費制」という仕組みはうまくするとうまく回るんじゃないだろうか。そのためには継続徴収とプレミアムサービスのためのID発行等の仕組みが必要になるのだが、ペイパルがもう少し柔軟だったらなぁと思う。SNSでの会費徴収は手嶋屋さんが手がけていたと思うが、あまりぱっとした仕組みでもない。誰かプレミアムサービス部分代行のようなASPでも作ってくれないだろうか。似たようなものには一部に非公開記事を作れるFC2ブログののブロマガ機能があるが、いかんせんFC2ポイントを買うみたいな課金までのシステムがまどろっこしすぎる(非公開記事の真下に直接課金ボタンでも作ってくれないと買わない人のほうが多いだろう)。ホリエモンがメールマガジンで採算をとっているように、支えてくれる少数を相手にするというやり方はなにげに実直である。サイゾープレミアサイゾー(有料サイト)をとりあえず作ってマネタイズに繋げたいという試みも、基本的にはこの考え方だ。

■ブログ広告代理業、ブログポータル類など、「ブログを束ねる」と黒字になりやすい

 あとブログメディアではないがそれらを束ねている会社は結構黒字である。いわゆる広告代理店の発想には近いのだが、束ねて企業に直接提案をかけられるという点から、例えばグルメ系の「光るところはあるんだけど目立たない」不振店舗にグルメブロガーをモニターで入れたり、企業の新製品をブロガーに貸出したり、アルファブロガーをキーにしてセミナーを行ったり、企業の施設見学にブロガーをかりだしたり、CGMまとめサイト制作を企業に提案したりなど。露骨な広告色まではいかず、ユーザーを敵に回さない範囲であればそれはそれでありではあると思う。ネットに情報がない場所にはいかない、ネットに情報のないものは買わない時代なのだから。
そこまでいかない個人ブログも、同一ジャンルの中とかでグループ化していくような方法論を使えば力になっていくのかもしれない。

■Yahoo!が変わるともっと導線が強くなるかも

 それにしても一番前提なのは人を惹きつける読み物が書けることである。ブログで儲けようとか思うならば、まずそれが基本。それは文章力でなかったとしてもGigazineのような、コンビニで新製品が出ていたら全部レビューするとかの秀で方でもいいわけだし、人の個性や知名度などでもいい。エッジが効いていることは必要だ。マニアっぽく見えても、そこが最大需要であることにこしたことはないのだが(マニアすぎると上限数値が決まってくるため、少量アクセスでリーチできるものでないと厳しくなる)。
 もう1つは読まれるための流入元を確保していくことだろう。でもそこが少ないのよねえ。今後Yahoo!Japanがgoogleのエンジンを採用すると少し変わってくるかと思う。なぜなら大概のブログはgoogleのほうがYahooよりも流入数が高いからだ(個人ブログでのYST対策が難しいということと、カテゴリ等の登録が有料ということもあって、あまりブログSEOはYahooに重きをおいていない場合が多い)。

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