FC2はうまいことやったね
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誰も教えてくれない「アダルトサイト」商売の始め方・儲け方―社員も店舗も専門知識も要らない、風俗ビジネス
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FC2も昔は「アメリカからやってきたモールクン」みたいなドルしか対応してないモールや「スゴイカウンター」などわけわかんないサイトを展開していたのですが、最近はブログサービスの好調ですっかり一流になり、サイト順位がmixiを抜いたのを自慢しています。
ライブドアブログのアダルト課金による自力ダウンに乗じてユーザーが増えたFC2
これの原因その1は、ライバルともいえるライブドアブログがかつて「アダルトプラス」というのをやって、アダルト商用ブログは月3万位払え、そのかわり固定インデックスするからという実質的なSEOみかじめを初めてから、そこまで費用をかけられない多くのアダルトの人がアダルトOKでそれなりの規模という数少ない海外サーバ、FC2に移ったわけです。まあアダルトブログの大半は業者+業者のアフィリエイトなので、払えるところはライブドアに残りましたが。そうでないところは皆FC2に移籍。
アダルトはトラフィックが多いのでサーバ側は敬遠しがちですが、逆に言えば安定したホスティングをする会社が少ないのです。ある意味ではSEOとかにも敏感でほいほいお金払う人が多いから、ちゃんとしたところがやれば圧倒的なシェアを持つビジネスになるでしょうね。
で、原因1によりFC2ユーザーは大幅増加。すると、日本のブログサイトでのシェアがライブドアを抜きFC2が一番になった。これにより、全体でものを見ている人は「普通のブログ」でもFC2が日本一という意識になるので、一般顧客も増加。これが原因2。怪しいアングラ企業のイメージがだいぶ抜けた。
結果、アダルトのトラフィックの多さもあり、Alexaなどでもmixi等と競るほどに。
アクセスがパンクしないような対策やブログカスタマイズ等で、最近内部技術者に優秀な人を抱えていたのもありますが(かつてのFC2鯖のサポートは悪かったので人が育てたとも言える)、なんでも飲み込んでいったのが功を奏した感じです。
アダルトをコンテンツというよりはトラフィック材料として捕らえれば、無視するより重視したほうが良いんでしょうね。全体も持ち上がるという意味で言えば、ライブドアも変にならなければまったく同じ方法論で囲っていた訳で。(ライブドアが)変になったタイミングでの受け皿があったから、FC2がその分のシェアを奪い、シェアを奪った噂がさらに顧客を呼び込んだという感じではないでしょうか。
mixiもコンテンツとしては(コミュニティの一環としては)、アダルトを黙認してる感じですが(度を越すとパトロールor通報→削除される)、表に開いているものではないので、表面的にアクセスを多く稼ぐ材料にはなっていない筈で。mixi動画のYoutube連動でなんとか伸ばそうと思ってるんだろうけど、もうそんなには伸びないだろうなぁ。