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人のふんどしで相撲を取る雑誌という発想…「たのやく」という東横インの関連会社雑誌

ワンダーworld 2008 summer―世界の《異空間》探険マガジン 世界遺産をぶっ飛ばせ! (三才ムック VOL. 195)
楽しくて時々役に立つ本の略「たのやく」というこの本(書影が別の本になっている理由は後述)は、たのやく出版というところが出していて、書店では買えない(定期購読は可能)。いわゆるビジネスホテルに置かれているサービス雑誌なのだが、この本のコンセプトはなんと「出版社が出している各記事を選り抜いて転載した本」なのだ。遠い昔に僕んとこにも(お前の本のとこの記事を売ってくれないかと)来たことがある。

少しは転載においてギャラが出るのだが、もちろん高いとは間違っても言えない額なので、ただ原版を提供するというだけでは、手間が増えるわりにのメリットがはっきりせず、割が合わないので僕は断ったが、単なる販促と考えればそれなりの部数で出るので、あちらに出せるページをコントロールすればメリットがあるのかなとも思う。PRしたいやつなんかを押す分には。

で、その本、いま諸事情で東横インに泊まってるので見てるわけなんだが、三才ブックスラジオライフゲームラボとかでマニアに有名な会社)の「ワンダーWORLD(ワンダーJAPANの世界版)」の転載記事が出ててびっくり。で、載ってる記事がいきなり北朝鮮の柳京ホテルだよ。いくらホテルつながりとはいえ、東横インの全室に北朝鮮のホテル廃墟の写真が載る雑誌を配置ってセンスはブラックジョークぽくて笑ってしまった。たのやく出版の担当者、あるいは三才の転載担当の人、趣味に走りすぎだよ。

柳京ホテルは現在エジプトの携帯会社が建築再開中らしいが、現在の金正日の重病説で全体開発がどうなるのかは不透明。

「たのやく」は東横インに泊まるともらえるけど(以前は他のホテルにも若干販路を伸ばしていたのだが、多分東横インのほうの問題のせいか、東横インのみに戻っている模様)。書影がAmazonにないので、とりあえずワンダーWorldのほうにしておく(あとで撮る)。

たのやくが少しがんばってるのは、(国内で出ている)外国語雑誌の内容も一部転載を始めたりしているところなんだが、ひらがなタイムスやtokyojounalなどが載っているものの、いまのところ英語雑誌だけなのはちょっとバラエティさに欠ける。

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