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流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

どうせブックオフと(大日本+出版の)出資者連は対立するでしょうという観測記事

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090606/biz0906062000008-n1.htm

 今後の協議で、ブックオフが中古本の販売手法の見直しや著作権料の支払いで徹底抗戦し、対立が表面化するのは必至。そうなれば、出資者連合が、完全支配をもくろみ、TOB(株式公開買い付け)による株の買い増しへと打って出る可能性も否定できない。

そうなったら誰も得しない上にもともとのブックオフファンにも反感買うよ。2番目の企業が儲かるようになるだけ(ツタヤとゲオみたいなもんで)。まあ対立するようになったらマスコミが連日取り上げるでしょうから、メリットもあるでしょうけど、悪とみなされかねないという難点もある。権利だけ主張するようになったらユーザーサイドから見たらJASRAC問題とか、録画の補償金のような(出版側が古い組織としてごねてるような)見られ方をすると思う。昨今の経済状況からして100円で本買ってる人にとって、どこかで値上がりとかがあるようなことには敏感な反応があるだろうから。マンガ喫茶の協会との合意とかみたいに、客にあまり見えないところでうまくまとまるはずがないから。

だいたいマンガ喫茶は(マンガ単行本の売り上げを落としたとして)悪いとかいってる出版界だが大手のアプレシオが破綻したりとかしてんだし、あっちはあっちで大変厳しそうだ。

大日本は業界正常化をしていくとするが、出版側に思惑がありすぎるし、当初通り再販に縛られない自由価格本だけが流れるならまだしも、それ以上を望んだ時点で(出版業界自体の)自爆行為になる可能性もあるんだよね。自称正義の使者である大日本もアンビバレントなところに首をつっこんじゃったなあ。

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