国会図書館には自由があった

結局新風舎の本は国立国会図書館で読んだのだ。
一応建前としては日本の全ての本が納本されていることになっている、優秀なシステムを組んでいる国会図書館だが、けっこうな欠本率だね。
データとリアルの整合してないところを理由に詰め寄ってる人が多い。

でも便利なのでまたいく。
ICカードを端末に入れて、読みたいものを探してエンターを押すだけで、有象無象の蔵書から20分程度で本が出てくるのとか、端末で住所やら生年月日まで聞いてくるが、身分証いらないのとかはなかなか古い近未来ぽくて良い。
なんというか、大病院の中の相手にされてなさみたいな楽さ加減がある。地下の音楽関係のフロアはいかなかったが、たぶんあそこの音源やビデオテープ関係の棚には貴重なものがたくさん詰まってると思う。１日視聴覚室、ダメ人間には素晴らしいものだが、そういうことに20歳の頃に気づいてたらかなりダメ度も教養づいてたと思うんだが。前の世に生きた人が作ったもので後世の人が楽しめるのはとても贅沢だ。国が作ったタイムマシン。年号にあわせて検索もできるからほんとにそうです。雑誌もたくさんあるので、よからぬ炉系エロ本とかばっかり読んでるような輩が偉そうな人に混じってるのも良い。

気が向いたら行って見るといいよ（休館日のぞく）。http://www.ndl.go.jp/