tx別館

流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

底なしの雑誌不況

http://sankei.jp.msn.com/culture/books/080924/bks0809240721002-n1.htm

このほど出そろった大手3社の決算によると、この10年間で、雑誌部門の売上高は講談社が31%、小学館が28%、集英社が22%の減少となっている。収入の柱は営業と販売だが、電通のデータでは、雑誌の広告費は平成18年にインターネットに抜かれた。一部の女性誌では、広告収入を当て込んだ“読者不在” のビジネスモデルが成立していたが、もはやとてもそんな状況ではなく、営業不振は報道系の雑誌にも及ぶ。

追い打ちをかけたのが紙代の高騰だった。燃料高などに伴い原価が15%以上アップ。紙の種類によっては20%のコスト高になり、経営を直撃。出版社も値上げせざるを得なくなった。月刊誌の平均価格は毎年3〜4円ずつアップしてきたが、今年5、6月は昨年同期比で13円高に。

紙代に触れたのはこれが初めてのような。あと、輸送費というのもそのまま燃油が跳ね返ってくるんだよね。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809240030a.nwc

関係者によると、休刊は春から役員の間で検討に着手、現場には秘密にされた。

どこの会社でも現場に降ってくるのは最期なんだね。

ちなみに「読書時間減少」「ネット」「ケータイ」「燃油」を理由にしがちだが、昨今ずーっと不況が続いていて、昨年までは単に景気が回復したかのように装っていただけなので、一般市民が単にあらゆる消費の「購買をおさえる傾向」にあるのも事実なんだが、そういう言い訳をする人はなかなか出てきませんね。

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