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洞口依子のリーディングセッション

洞口依子(どうぐちよりこ)という憂いのある女優さんがいて、200本を超える結構な出演作があるのだが、昔はシノヤマキシンの撮影で10代前半からヌードにもなっていたというすごい人でもある(その写真集はわりと中古店で容易に手に入るが、いまは「児ポ法」のせいで販売目的所持はまずいという時代になっている)。彼女は幸せな結婚の後、病(癌)になり止む無く子宮および卵巣を全摘出するということになってしまった。

子宮会議

子宮会議

子宮会議はそんな子宮を失ない、人気商売であるが故仕事も減ってしまい、一時は脳裏に自殺もよぎった彼女による本なのだが、最近この本が1年かけて、増刷されたということである。どうして時間が経ってから増刷に至ったのであろうか?

もちろん本としても良い本なのだが、リーディング・セッションといって朗読をするイベントを度々開いていることも、とてもよい影響を与えていたに違いない。
彼女は表現者=役者であるから、朗読に関してはプロでもあるのだが、本を出している人は確かに朗読を自分でするなり、人にして貰うなりするのは考え方を理解してもらうのにもいいだろう。

こちらから言ってしまうとあざとくなるが販売促進の面でいえば、対面で読者あるいは読者になろうという人と対峙できるというのはなかなか素晴らしいことで。ダイレクトに伝わるだろうし反響もナマで帰ってくる。また見る人の脳裏にも深く作品が刻み込まれるわけで。ロフトプラなんとかでどうでもいいゲストを招いたトークとかやって数十冊単位の販促なんかやるよりも、本そのものだけがテーマとなり、本の広がりができるという部分で地道な販促として興味深い。(本人自体は本だけではなく、パイティティというウクレレのバンドもやっているのだが)。

作家の人は朗読系のイベントとかやってみるといいと思うよ。改めて作品を見返すこともできるし!
10/23に渋谷のデロリで、子宮会議のリーディングセッションがあります。
http://www.yorikofan.com/straycats_meeting.html 詳細はここで。予約したほうが確実。
僕はいけないんですが。

追記 
2008/11/24フジテレビのイベントにも出られるようです。
http://wwwz.fujitv.co.jp/otona-park/seminar_list.html#seminar9
http://wwwz.fujitv.co.jp/otona-park/
事前申し込み必要。

==追加リンク==
洞口依子の独り言『がんって何様的日記』(現在タイトル変更)
http://blogs.yahoo.co.jp/yoriko3182006/

HP「のら猫万華鏡」
http://web.mac.com/yoolly/iWeb/

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