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流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

大和書房創業者の話

愛と死をみつめて ポケット版 (だいわ文庫)

愛と死をみつめて ポケット版 (だいわ文庫)

http://book.asahi.com/clip/TKY200901270200.html

会社は、60歳まで社長でその後も会長をしたが、売り上げも、社員の数だって、よく知らないんだ。それでもつぶれなかった。

 80歳を迎えた昨年の誕生日に、社員を前に大きな声を張り上げてしまった。「エロ本を出すな」「単なる金もうけの本を作るな」。もうかれば何でもいいといった風潮は我慢ならない。その数日後に、倒れて頭を打ち死線をさまようことになった。もう少しで本当の遺言になるところだった。

 最近は出版不況だというけれど、出版が好況だったなんて経験は一度もない。僕が知る限り、ずっとずっと不況だ。もうけたいなら別の業種に行けばいい。かといって文化事業だなんて格好をつけると会社をつぶす。読者が必要とするいい本を届ける出版商人を心がければ、生きていける。ネットの時代だといっても、本にしかできないことは、まだまだあるはずだ。 (上部リンクソース記事より引用)

売り上げ知らなくて、もうかることをやらなくてもなんとかなったのか。たぶんその頃は良かったんじゃないですか。業界全体は90年代頃は好況だったと思うんだけどなぁ。昔は大和書房の前とかよく歩いてましたよ。さすがに「エロ本を出すな」が遺言にならなくてよかったですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%92%8C%E6%9B%B8%E6%88%BF
http://www.daiwashobo.co.jp/

しかし最近はこんなラインナップですが。

人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)

人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

単なる金儲けの本を作るな、というのはここの版元がいわゆるビジネス・自己啓発書も出してるからということもあるんでしょう。「単なる」の部分が肝か。結構商売的には、堅実にやってるんですね。

辞表を出して次へ行け!

辞表を出して次へ行け!

なんか半年前くらいからこの手の本多いんですが…(業界全体的に)。

なにげにこんなのまで出してるね。ずいぶんなんでもありになったもんだなぁ。

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