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年明けのみうらじゅんインタビューで知る発想法

みうらじゅん対談集 正論。

みうらじゅん対談集 正論。

みうらじゅんは昔から仏像やらエロやらスクラップをずっと続けている人で、イラストレーター以外にも多彩な活動をしているものの、実質的には非商業的な部分では編集者だと僕は思っている。昔の彼女の家にいったとき、彼の著書「やりにげ―日本文学史上に屹立する、Hなじゅん文学! (新潮OH!文庫)」が置いてあったときはちょっとなぁと思ったが、ホント女子にファンが多い。ゆるキャラやマイブームの創始者といえばわかるだろう。ものごとを再定義することが彼の仕事のようになりつつある。自在に生きたいのに自分で自分を縛ってるのをまた面白がるよな客観性が彼にはある。
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/090106/art0901062009003-n1.htm (産経)
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/090106/art0901062013004-n1.htm (同)
いまさら読みましたが、かっこいい大人のテーマからおもいっきりそれてなんでこれをやっているのかについて結構掘り下げて聞いていて面白い。でも記者としては見出しと一致しないので失格。だが記事としては成功か。

どんどん追い込まれて、いきなり『ゴムヘビ!』って答えて、今必死でゴムヘビ集めているんです。興味のないことを、無理やり好きになるっていう活動をしてる

自分で自分を騙して好きになる活動!

「まあ最初は飲み屋で話すんですよ。みんな笑ってるんだけど、オレは『わかんないよ』って心の中でいつも思ってるんだ。馬鹿にされると、俄然(がぜん)ハッスルする。みんな気づいてないってことだから。全く普及していないことには可能性がすごいある。だから、パソコンもほとんど使わない。調べて出てくるものは誰かがやってるわけだから」(産経EXPRESS みうらじゅん記事より)

まったく普及していないことに可能性がある、という発想はかつてはみなが持ちえていたのに、商業的なことが蔓延していく過程でみんな忘れていることではあります。

「不安タスティック」はともかくとして「脳をだます」「自分なくし」とかは良いかも。

朗読CD付 脳内天国 新装版

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▲これは「男の脳の中に潜むパラダイス」を書籍化したもの(新装にあたって声優の朗読CDつき)。なにげにずっと脳については考えていたわけですね。

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