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twitter企業アカウント7つの注意

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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1)残業が長いと思われないように


つぶやいたり、答えることが楽しいというのもあるかもしれませんが、あるECさんなんかは複数人でつぶやいていたという環境もあるものの、かなり遅い時間までtwitterをされていました。僕たちがそのアカウントを話題にするときは、あそこ意外に残業厳しいんだね…ということでした。あまりに時間外な労働環境があると思われてしまうとマイナスですので、一定時間までにしておいたほうがいいと思います。出版系などは24時間つぶやいていても何も思われませんが…時間外にどうしてもレスなど返す場合は、モバイルからつぶやくなど、外でついでに返信している(と認識される)程度にとどめておきましょう。



2)知識のないのがばれないように


わからないことはどんどんtwitter上で聞いてもよいのですが、市販本とかも含めてある程度は勉強しておいて、あるいは個人アカウントで慣れてからの企業アカウント運営のほうがいいと思います。アイコンの変更すらわからないで部下に頼っているのを自分で書いてるブランドアカウントもありました。社長が本まで出しているIT系企業だったので、これだと「ITに弱いの?」というイメージしかつきません。特に現場サイドではなんとも思わないんでしょうけど、IT先進のイメージを作っている社長の面目がだいなしです。少なくともツイッターがわかってないままの企業アカウントは、ITに限らずせっかくフォローしているファンにいらいらを呼ぶ可能性があります。



3)RSS自動つぶやきのバランスに注意


企業ブログに、twitterfeed/(説明)などを連動させると、twitter上にRSSの更新情報をつぶやいてくれるので便利です(タイムラインを読んでいる人が多ければ、企業ブログのアクセスアップ、おおきな導線となります)。このときの問題は、レンタルブログの場合コンテンツの間にRSS広告社などのRSS広告が間に挟まる可能性があることです。企業アカウントにとって他社のCMつぶやきが入ると致命的なので、その手のADがつかないところを選ぶ必要があるでしょう。また全部の発言をRSSでつぶやくと、文字数制限で末尾が省略にばかりなるのも注意が必要ですし、機械的になります。フォローはやはり人の手がある場合に比べると若干少なくなります(ブログ側の被リンク獲得だけの目的の場合はあまりフォローは重視しなくてもいいですが、一定数あったほうが企業のIT信頼度は高くなります)。多少は人力のつぶやきを混ぜておくといいでしょう。これはホリエモンがtwitterfeedと手動つぶやきを絶妙なバランスで混ぜており、学習に値します。



4)すぐ返信する系企業アカウントはぶっちゃけトークに注意


また、レスポンスでいろんな質問に答えるアカウントも最近多いですが、RTなどで返すと、さらにそれでアカウントに気づきフォローしてくれる人が増える可能性もありますので、それはそれでいいですし、スピードあるレスだと顧客側のイメージは向上しますので、ときに多少ぶっちゃけた個人トークが入ったとしても、企業内で許容範囲であれば容認してもいいと思いますが、銀行の人がギャンブルで金がないとか、業務に反する事態をつぶやくのは考え物です(実際にあった)。



5)キャラしゃべりはやめておいたほうが吉


ご法度としては動物ネタ、たとえば自社キャラクターが犬であったときに犬しゃべりになってしまうのも避けたほうがいいです。ぬいぐるみ依存的なキャラクターしゃべりは企業アカウントの場合、キャラクターの早期定着目的以外では、避けていったほうがいいでしょう。(嘘は嘘、上手い人ならつき続けられるでしょうけれど、早々やっている側が辛くなります)。また「なりきり」をしていても演者の性格や職場環境が出てきてしまいます。日刊スポーツのキャラクターは「○○なんだピ!」としゃべりますが、一流大卒の記者が「ピ!」とか語尾につけてるのは泣けてきます(RSSで記事を並行して流してるのでそのときは語尾はつきません)。
語尾だけしかないキャラクターよりもTBSの豚のように、想定外のところに絡むような少しひねた性格付けをしたほうが愛されます。



6)せこさに注意


「ガチャピン」のtwitterはアカウントとしては成功しているし、スタッフの皆さんはプロだし、郷愁とかほのぼのとかブランド再構築という面では非常にいいのですが、よくよく見るとtwitterから飛ぶブログの多くは(イベントがないときは)フジテレビ内の写真ばっかりなので、どうもガチャピンとムックは毎朝フジテレビで寝起きしているようにしか見えません。架空の世界というのはちゃんと演出しないと、なんか作ってる側の人の事情が透けて見えてきます。そういうことには注意しましょう(多少予算を獲得するとかも必要です)。


予算のない企画は、顧客側に台所事情をさぐられます。ある会社ですが、ロハで企業絶賛のつぶやきを広げようとする企画を考えています。この企画には無理があります。なぜならWin-Win感が低いからです。もちろん御社の顧客なら喜んでやってくれるかもしれません、でも「タダならペイよりいいだろう」という考えも、あさはかです。twitterにお金をかけられないのは多くの企業がそうだとは思いますが、twitter企画をするときはせめて前から持っている販促用品だけでいいので、ロハで顧客に何かをやらせるのではなく、顧客が喜ぶものを、抽選で1名でもよいのであげておいたほうがいいです。



7)代理店の自己主張に注意


これは些細な部分ですが、どことはいいませんが、企業アカウントが、広告効果計数目的で、twitterからの短縮URLに代理店などの転送アドレスを仕込むことがありますが、転送後も代理店の転送アドレスがURL欄に残る(上部にフレームで残って、代理店のシステムを自己主張する)某社のものなどは、顧客から見たらURLだけ見るとどこか企業外のサイトに飛ばされたかと思ってしまい、あまりイメージがよくないので、普通に企業URLに直で飛ばして、飛ばされたサイト内の解析でどこから来たかを見たほうがいいと思います。(あるいはtwitterデフォルトのbit.lyなどは、bit.lyのサイトで短縮URLから何人飛んだかを見ることができます)。たとえばこの記事へ飛ぶ短縮URLhttp://bit.ly/3W8rI9ならhttp://bit.ly/info/3W8rI9でジャンプ数やURL入り言及が見れる。


ということで普段twitterで140文字で書いてる反動でぜんぜん簡潔性がないですが、企業アカウントの運営にはいろいろと短文だからこそ外から見えることがあるので、注意が必要です。がんばってください。

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