リクルートの50代向け直販雑誌

こないだリクルートのHotPepperの戦略本を紹介したが、リクルートは50代以上向けの直販雑誌も出している。「コレカラ」という媒体（http://corecara.net/)。まだ創刊してから日が浅いのだが、他にも老人向け直販雑誌が元編プロであるユーリーグから（http://www.e-ikiiki.net/）先行して出ていることもあり、また既存のリクルートの広告ビジネスの対象を広げたいということも意識しているのだろうが、ある程度の市場を見込んで出しているのだろう。正直2008年5月に創刊して、現時点でどうなっているのかはわからないのだが（こういう直販誌って創刊号の時点でどのくらい売れているのかが謎）子育ても一段落した50才以上を対象にしており、50という年齢は定年も近く資金的にも余裕があるという前提なのか、海外ネタ＋健康ネタ＋お金みたいなライン。
そんなに高所得者を狙っているという印象は持たないのだが、これらの層は貯めこんでいるのは社会不安に備えての場合が多いので、思ったようにお金を使うのかな、というのが気になります。今の50歳台くらいまではまだこういう人が多いんだろうけど、10歳くらい下の僕らの周りの40前後の人はバブルやそれこそリクルートに造られたスタイルである”フリーター”に翻弄された世代であるので、独身のまんまか、まだ結婚するか子供を育て始めた段階の人が多いので、はっきりいって彼らが50になる頃にはこういう本を読むほどお金が残るのか、まったく読めませんね…。
この年代誌に直販が多いような気がするのは、なんでなんでしょうね（直販で万単位まで行く媒体なら、問屋を通さないため、原価率は相当落ちるかと思いますが）。