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日本のビデオ工場とおばちゃんたち。たかがエロと区別しがちだが、体裁が関係ないところではどの業者だってやっていた。

日本のアダルトビデオや、アダルトゲームはもともとビデオデュプリ(マスターからのコピーしてパッケージ作成まで)は、地方に支えられていた産業であった。しかし、今はアジアにプレス拠点は移りつつある。

なぜ日本の、地方で振興したのか。元々、工業製品の工場自体は普通地方に作られることが多い。ビデオテープ工場やビデオ機材メーカーの至近にプレス工場があることが多かったため、こういったもののの多くは東京ではなく、いろんな地域にあったのだ(大阪や仙台、北関東、北陸等)。

一般コンテンツをプレスしていた業者の大半、超一流といわれるところ以外の主にビデオパッケージ、DVDなどのデュプリを専業にしていた業者は、ほとんどがアダルトを手がけていただろう。

エロソフトであっても、各県にわずかに(建前上は一般の)工場として税金を落としていたわけだ。

今では、それがプレスの安い海外にだいぶ流れている。

そのへんで雇用されていた人はちょっとつらい時代になった。ただし例外としてエロゲーやエロDVDつき雑誌の一部、その他進行の遅いソフトはマスター入稿から納期が短く、海外では納期が(海上輸送で)間に合わないことがある。(エロ製品なので、通関でストップすると発売が流れるリスクがある)、それを回避するため、大概今でも日本で作られる。

エロゲはこうやって女の人に梱包されている

昔、ある仕事でエロゲーのパッケージ工場(当然地方)に行ったことがある。

工場的部分を担当している人こそ工場面した作業服の男性だったが、衝撃の事態に遭遇する。

パッケージに詰めたり、エンベロープをはさんだり、倫理シールを貼ってる人はほとんどが主婦、おばさん(一部おねえさん)だったのだ! たしかに電動化しづらい部分だから、しょうがないんだろうね。また、いわゆる下請け的なものはパートに流されがちなのでこういう職域の分け方は仕方ないのだろうけど、

「みんな大好き子作りばんちょう(※タイトルの例でこれをつめていたわけではない、第一何を扱ってるかは機密事項)」みたいな恥ずかしいタイトルも性癖も、みんなおばさんから丸見えなのだ。そしておばさん(一部美女もいます)が箱に入れているのだ。

多分、今のDVDケースなら自動で梱包できてるんだろうけど。
エロゲーは当時大判の紙パッケージだったし、シールとか、特典とか、詰め物が多いとそうもいかない。ましてや日程ずらされまくり、そのため、印刷こそ自動なれど、完成形にもっていくまでは、手動で工場にて作業されて作られていたものだったのだ。

アダルトビデオは今でも某地方の雇用を動かしている

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最近になってどの業界も流通やパッケージの改変が進んでいった。たとえばアダルトDVDにおいては、現在は殆どが統一パッケージ(縦のDVDケース)。

殆どのメーカーが、1グループ流通傘下になっていて、日本海方面のとある地方に行くと日本一巨大なアダルトビデオのパッケージ工場&インターネットDVDレンタル流通拠点があり大量の人が雇用されそのパッケージ管理のために働いているのである。外からはよくわからないだろうし、別に普通に工場なんだろうけど。

アダルトビデオ・アダルトソフトが、特定地域の雇用を支え、一部のおばさんパートの日々の暮らしを支え、特定地域の納税を支えているのは案外されていない事実なのだ。

え、どこがネットの話?DVDレンタル=ネットで借りるですからね。今は。

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