tx別館

流れ流れて早幾年。いろんな役に立つサイトを紹介します。

こっからわけてネットテレビの話

ユビキタス時代の著作権管理技術―DRMとコンテンツ流通
ネットの動画でいうと商用ではGyaOとかYahoo!動画とかが大手だけどが駄目なのはDRMを何回も認識させることですよ。だいたいCM単位でDRMかけるなんざどういう了見だ。広告モデルを自分で成立させないように首を締めてるとしか思えない。こういうのがシームレスにみれないから、みんな無料の動画サイトに行くんじゃないか。GyaOは会員数を増やすという従来モデルにしがみついた結果、媒体資料上のデータはよくなったものの実勢で幽霊のない数値が弱いから、広告効果としては一定の成果はあるものの虚飾感が残る。サーバパワーとか考えるとリアルな人数で同時視聴されると困るっつーのはわかるんだけど、それが透けてみえるやり方は、結果を求めるネット広告では通用しないと思うんだ。もっと実数ベースでの視聴を軸にしたものにならないとね。


僕の知ってるネット筋の人はみんなインターフェースだけはわかりやすいものを心がけて成功しているので、なんで超大手に限ってそういうのができないんだろうなぁ、という意味ではネット動画には微妙に怒る部分もある。


パナソニックYoutubeテレビみたいなことを実現させてしまうのは、価値の高低もあるけど、前2社とかがそういうシステムとの親和性を持たせることが難しいということだよね。


普通にネット放送もNON DRMでやったほうがいいんじゃないかと思う。転載にはがちがちに再生できない保護とかじゃなくてせいぜいノイズか透かしでも入れればいい。オリジナルを見るだけの優位性があれば、オリジナルのサイトで見ようと思うよ。あとはapple周りがUSでやってる例の消滅レンタルモデルだよね。DRMでも消滅以外の日数制限はできるけど。2日くらいしか再生できないっていうファイルでも安ければありだ。


しかし実際の問題としては課金手数料ってのが大きくて固定料+歩合だったりするので小額決済になればなるほど固定でかかる手数料の比重が高くなるんだよなぁ。だから100円で売るってことがあんまり行われづらいんだよね。ここを解消するために多種のウェブ関連マネーやモリタポみたいなシステムがあるわけだが容易な換金性や参加性がないので、まだまだメジャーになるには暗雲のたちこめる動画ネット商売なんだよなあ。なんかのインフラ課金にのっけてまとめて徴収するシステムのメジャーがどっかで成立しないと難しいんだよな。

Ads by アイモバイル