そもそもアフィリエイトは救いであり宗教である

…というくらいの思いでもないと楽天のとんでもない破棄データ率や、業界全体の成功者が上位５％という統計、某社ものすごい小額振込みなどを見ていてやっていられないアフィリエイトなのだが、こないだアフィリエイトが原因で好きな男に愛想をつかされた、という女子の話を聞いた。それでもアフィリエイトを選び、それの意義を貫く理由ってもうアフィリエイト愛だよなぁ。いや、間違ってるということではなくて、もう潔い世界というかね。

実際、某大手アフィリエイト関係会社のイベントでたくさん小物を貰ったりしたとき、ここでは消費者からわずかにステージアップした人がちやほやされる場なんだな、と改めて、びっくりしたんですよ。

中にはそれだけでも生きる道というか、救いになってる人って案外多そうな気がするのです。自分が自力で稼いで認められる方法を考える。そりゃ世の中、不正アフィで稼ぐようなずるい人もいますが、正規に地道にがんばる人たちっていうのが大勢いて、実際はお金じゃないんですよね。認められたい、あるいは自力で何かウェブで何かが動くが好きな人の、根本的な欲望であり基本的なものであって、それに対して求道的になっていくというような感じ。

だから、あんまりアフィリエイトを攻撃したり、駄目になっている業界の一部の人たちをもって非難するのはどうかなぁと思うのですよ。スパムぽいサイトが多かったり、本来の検索で探したいところに邪魔になることをもって非難するのはわかりますが、そうじゃないタイプの人もいて、もうこれは、収益とかじゃないんです。そのサイト主にとっても救いであり、僅かなアイデンティティなのです、という世界が既にあることに気がついた昨今なのでした。