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漫画雑誌と単行本ビジネスに似ている廃墟雑誌

ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300 (三才ムック VOL. 206)ワンダーJAPAN三才ブックス)は日本の珍スポットを紹介する専門誌でなにげに総集編的な「エリア別ワンダースポット300」が、am/pmになぜか入っていて買ってきた。a/pは散歩の達人も置いてるから、そういう配本パターンの営業をしたんだろうなぁ。この本、いつも見るたびになんか力不足感を感じていたので、「総集編とかになって内容が濃くなったら買ってもいいけど、これだけだとなぁ」と思っていたので、今回あえて購入した次第。
漫画雑誌も「連載してるけどなぁ」と買い渋って作家単位で単行本が出たら買う…という人が結構多くて、大概が「雑誌は赤字ビジネスで、単行本で回収する」というパターンが多いんだけど(逆に言うと雑誌は赤字前提で出されているので雑誌を買う人のほうがお得なのだ)、それに珍スポット・廃墟系の雑誌もなんか近いんだろうなぁと思う。結局、数まとまんないとお金がかかってないのが丸みえになってしまうので、面白くないということか。
僕は昔は廃墟マニアだったけど、関東圏のメジャー廃墟のいくつかは仕事で(一部はスタジオとして貸していたり、一部は撮影や取材として)行って慣れてしまったし、地方にも特派をとばしたりして、もうちょっと飽きてしまった。古いものだからみんな行くわけで新ネタが出ないせいもあるんだよね。ほんとはもう既に消えてしまったもののほうがすばらしかったりする。大滝ランドなんて経緯といいインパクトといいほんとにすごくよかったのに(僕はそれについての表現力がないので、知りたい人は検索してください)。あと、たぶんこのくらい取材してれば三才ブックスの人も心霊音声とかにもぶち当たってると思うんだけど。僕は1回ビデオで取れちゃったのとかあります。


え、なんであえてこの本を買ったのかって? それは日本の観光地のつまんなさにもう飽きてしまって、ちょっと変な所を捜したかったからというのもあるのだ。


僕は、最近はそういう珍スポットよりも、日本だとよくどうでもいい海沿いとかのコンクリの壁や、台湾の電気会社の変電ボード上にかかれている、誰が書いてるのか不明などうでもいい水彩風ペンキイラストが味があって、それをデジカメで集めるのを趣味にしようかなぁ、と思っています。

電気菩薩―豚小屋発犬小屋行きの因果宇宙オデッセイ〈上〉

電気菩薩―豚小屋発犬小屋行きの因果宇宙オデッセイ〈上〉

▲この大仏みたいな阿修羅みたいなのが大滝ランドのものなんだよね(いまは現存しない)
ちなみにこの電気菩薩、日本酒になってます。

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