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出版社のレミングス化

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遠い昔レミングスというゲームがあったが、いわゆるそのまま行くとみんな連鎖自殺しちゃうのでそれを止めるゲームでした。
今の出版界で知り合いの「複数の会社」から聞いていてよくわからない方針は、雑誌を残していきたいという方法論。雑誌の業界返本率が高いわけで、それは取次のデータでも明白なわけですが、だけどみんなそれを残していきたいという考え方をしているようです。もともと売上高が多く出るという部分、毎月出ること、(売れたり広告入れば)利益率が高いから、というのはわかるんですけど…書籍メインだと、回収タームが遅く、また商品によっては波もあり、安定が見えないのかもしれませんが、返品は書籍のほうが適正だと思いますが…みんな書籍のほうが業界全体に、リスクが低いのに「雑誌を残す」っていうんだよね。
雑誌の口座が重要なのは勿論ですが、改善されるめどなんか0%に近いんだから、連鎖自殺になっていっちゃうんじゃないのかな?
出来上がってる書籍の刊行をあえて止めてる会社とかもあるんだよね…商品リスクを考えたら少額でも書籍を出すべきだと思うんですけど。

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